素晴らしき哉、人生!

今回は少々古い作品をご紹介します。
1946年。もちろん白黒映画です。

古典的なバンキング・ビジネスが登場する心暖まるクリスマス映画です。
季節は違いますが(笑)

この映画は、主人公ジョージの人生の素晴らしさを前面に出しているが、それは、金融ビジネスの素晴らしさでもあると思う。
ジョージの事業は、人々が将来使うために貯えた資金を集め、今資金が必要な人に貸す、金融ビジネスの原点である。

映画のなかのジョージは、借り手に対して実に優しい。
ジョージは、資金の出し手と借り手の間に立って、借り手に極力便宜をはかろうとするので、しばしば自分の資産を犠牲にしてしまう。
しかし、最後の最後で力を発揮したのは、彼と預金者、
彼と借り手、そして、一般的には利害が対立しているはずの預金者と借り手の間の、コミュニティとしての一体感を作り出しています。

映画に描かれた「優しさ」は、社会のインフラとしてのバンキング・ビジネスそのものが本来的に持つ優しさなのかもしれませんね。

本作の評価は非常に低く、70年代に入ってからようやく評価が高まりました。

パブリックドメインになり、テレビで頻繁に放送されるようになると、当時の若者を中心に人気が再燃し、今ではアメリカのクリスマス定番映画となっています。

『あらすじ』
主人公のジョージという男は、いつも何処かでツキに見放され、逆境にばかり立ち向かう運命にあった。

自分のミスではなく大金を失った彼は、全てに絶望して自殺を図る。

ところが、12月の冷たい河に飛び降りようとしたとき、彼より先に一人の男が身を投げて救けてくれと叫んだ。

あわてて救けたジョージに、男は、自分は見習い天使だと告げるが……。

1946年 アメリカ
出演:ジェームズ・スチュワート、ドナ・リード、ライオネル・バリモアほか

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